サグラダ・ファミリア(聖家族贖罪聖堂)(1883-)

人々の現世の罪を購うために、聖家族に捧げられた大聖堂である。 ビリャールが無償で設計を請負い、1882年に着工したが意見の対立から辞任、翌83年よりガウディが引き継ぐ。 現在、生誕(東面)と受難(西面)の二つのファサードと、それぞれの四本の鐘楼、それに後陣が姿を現しつつある。 しかし人々の浄財のみで建築されているために工事はしばしば中断し、完成するまでにあと100年かかるのか、200年かかるのか、誰にも分らない。 計画では、今ある生誕と受難の二つのファサードに加え、南面に栄光のファサードが作られ、ラテン十字平面を持つ聖堂の中央には、高さ150メートルの尖塔がそびえ立つ。

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